ごあいさつ MESSAGE
私が外食産業の世界に入ったのは1977年4月です。
その時から現在まで、ファストフード、ファミリーレストラン、居酒屋、その他専門店が数多く出店し、上場企業も数多く誕生しました。
私が1982年に創業に参加した会社も資本金わずか500万円からスタートして現在は東証一部上場で売上高数千億円になりました。
この間の外食業の産業化は目を見張るものがあり、物流ノウハウの蓄積、セントラルキッチンから始まりファクトリー化した下処理工場、想像を超えた店舗の機械化、商品調達の国際化など、本当に産業と言ってもおかしくない業界になってきたと思います。
ほとんど個人店ばかりの時代から外食産業の道に入った私からするとまさに隔世の感があります。
「しかし反面なくしてしまった物があるんじゃないのかな」という疑問が、私の頭の中に常に存在し、そして日々大きくなっていきました。
2007年に当社を設立したのは、個性豊かで面白く、しかも美味しい食事が提供できる成熟した未来志向のお店を作り多店化したいと考えたからです。
しかしこのお店のバックヤードは、あくまでチェーストアのマーチャンダイジング理論を駆使した組織化された科学的オペレーションがベースになったお店です。
温かい人間性あふれる雰囲気の中で美味しい料理を提供することと、科学的オペレーションを並立させた未来型のマネジメントシステムを構築したい。そしてそれを日本中そして世界中に広めていきたいと考えたのです。
当社の会社名は「F&B project」。F はフード(食物)です。B はビバレッジ(飲み物)。つまり「美味しい料理と美味しいお飲物」を提供する業態をつくるプロジェクトをやり続ける会社を作ろうとしているわけです。この『想い』は、私だけでなく、当社のメンバー全員の思いです。
そのために創業から今日まで、毎年新しい業態を作ってきました。
まだまだ緒に就いたばかりですが、この一つ一つの業態を磨き上げ、コンテンツ化して日本中そして世界中の人に気軽に召し上がっていけるよう多店化していきたいと考え、日々努力しています。
代表取締役社長 織岡 陽一郎